標高高い私の住んでるところでも桜が開花し始めました。春はいいですね😊
桜だけでなくいろいろな花が春の訪れを知らせてくれています。
ウキウキワクワク🤗
そんな中、地味に松の木があったりします。
松の木や松ぼっくりを見るとIさんを思い出します。
Iさんは、病気で片足切断していて少し認知症もあり入浴が1人で困難だということで介助に入っていました。80歳にしては腕の力もしっかりしていて、車椅子から浴槽まで手すりを上手に使って1人で入られたので、ほとんど私が介助する必要はありませんでした。
することはというと、もっぱらおしゃべりでした。
腕の力がすごいということから戦時中兵隊で北海道にいた時の話しになりました。
認知症なので毎回同じ話になるのですが、私は毎回初めて聞くかのように感心すると、Iさんは嬉しそうに苦労した話を笑い話にして話してくださいました。
その1つに松ぼっくりを使って火を起こし風呂に入っていたという話になり、ある時空腹で食べたら不味かったと。
松ぼっくりを食べなきゃならない時代を生き抜いたIさんを私は尊敬しました。気の毒とかではなく、なんだかそれを笑い話にするとこも含めて尊敬しました。
高齢者の方を親しみを込めてタメ口でおしゃべりする方もいますが、私は今この平和な時代があるのは戦地に行かれた高齢者のおかげだと思うと、とてもとても恐れ多くてできません。
もちろんタメ口でおしゃべりした方が喜ばれる方もいます。批判してるわけでは決してありません。私は厳しい母の影響で尊敬すべき目上の方には敬語で!という教えに従ってるだけです。
母に背くと化けて出てきそうなので😝
桜の下でみんなが笑顔で楽しそうに。
いつまでもこんな時代が続きますように。